藤浪 最後は5回4失点「キャリア最低の年」来季復肩誓った

 「ウエスタン、阪神3-4ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)

 最低の一年をバネに、必ず復肩する。阪神・藤浪が今季最後の公式戦先発に臨み、5回4失点。1軍登板はわずか1試合にとどまり、0勝。2軍でラスト登板を終えた右腕は模索を続けてきた19年を振り返りつつ、来季への思いを口にした。

 「1勝もできなかったシーズン。結果として一番、キャリア最低の年になりますけど、自分と向き合う年という位置づけと、今年があったから来年しっかり投げられたと言えるように…。そういう一年にできるように、今後していきたい」

 3月12日・中日戦で4回無安打1失点も4四死球に終わり、2軍調整を志願。プロ7年目で初の開幕2軍だった。鳴尾浜ではフォームの再現性や感覚を求め、バドミントンの羽根やXジャイロと呼ばれる飛行遊具で指先や感覚を日々確認した。

 2軍戦登板時にも、試合によって体のどの部分を意識させるかを考えながら投球を続けた。この日は4失点だったが「感覚としては個人的に良かった。香田コーチとも話して結果以上に内容が良かったんじゃないかと」と光を感じ取った。

 10月7日から始まるフェニックス・リーグの帯同を平田2軍監督が試合後に示唆した。このままじゃ終われないという思いは藤浪自身が一番感じているはずだ。2020年を逆襲のシーズンにするためにも、これからの時間を大切にする。

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