メッセンジャー「メチャアリガト」異例の引退セレモニーで涙【スピーチ全文】
「阪神6-3中日」(29日、甲子園球場)
阪神が中日戦の試合後、今季限りで引退を表明したランディ・メッセンジャー投手の引退セレモニーを開催した。外国人選手の引退セレモニーは極めて異例。涙のフィナーレとなった。以下、セレモニーでのあいさつ全文。
プロとしての21年間、信じられないほどアッという間に過ぎていきました。特にタイガースという素晴らしいチームの一員として、特別な10年間を過ごすことができました。日本にいる間、ずっとタイガースの一員としているチャンスを与えてくださったチームに感謝したいです。
私の野球人としてのキャリアに携わってくださった方々、今日の野球選手としての自分を作ってくださった方々のことは決して忘れません。
監督、コーチ、チームメート、トレーナーの方々。球団本部の方々、これまで携わってくれた方々に、本当に感謝申し上げます。私と一緒に戦ってくださった方々、本当に心強かったです。
そして、両親、私の家族、友人たち、キャリアを通じての多大なるサポート、本当にありがとうございます。
そして、最愛の妻、ベネッサ、あなたは私のすべてです。グラウンドでも、グラウンド以外でも、いつも背中を押してくれて本当にありがとう。あなたは最高の妻であり、最愛の4人の子どもたち、フランチェスカ、コレット、ローム、ローランド、4人にとっての最高の母親です。タイガースファンのみなさん、ベネッサという妻がいなければ、私はこれほどの成績を残すことができなかったと思います。奥さんのこともぜひ、たたえていただけますでしょうか。
世界中のタイガースファンの皆さま、自分が好投している時も、そうでない時も多大なるご声援、本当にありがとうございます。みなさんの情熱は本当に素晴らしかったです。日本での10年間、本当に素晴らしく、一生忘れることはありません。タイガースファンガイチバンデス。アリガトウ、ホントにメチャアリガト。
みなさんから、これほどまでに応援してくださったことは、本当に選手冥利(みょうり)に尽きます。これからもあなた方、タイガースファンの方々が、私の心に居続けてくれると思っています。スポーツ選手として、引退する日は必ず来ますが、それは受け入れがたく、できればもっとプレーし続けたいものです。しかし今、その時が来てしまいました。みなさん、またまた、お会いする日まで、さようなら。