メッセンジャー「持ち上げてくれるかどうか不安だった」仲間の胴上げに満足げ
「阪神6-3中日」(29日、甲子園球場)
阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が29日・中日戦(甲子園)で引退登板、引退セレモニーを行った。首脳陣、選手、そしてファンも余韻に浸る中、始まった会見で思いの全てを話した。
現役最後の登板は、1打者限定で登板。先頭打者は・大島。全球直球勝負で挑み、フルカウントとなったが、6球目、高め146キロのストレートで空振り三振に仕留めた。
大島からは「実はクラブハウスの方に彼からお花をいただきまして」と明かす。「大島選手は何度も何度も対戦してきましたし、まあ、あれだけの方があの形で応えてくださったことが本当、意味を持ちます。(日本語で)アリガトウ、オオシマサン」と話した。
7回胴上げされたメッセンジャー。21年間のプロ野球生活で今回が初めてだった。「持ち上げてくれるかどうか不安だった」と苦笑いで心境を吐露したが、「日本に来て、胴上げをすることはありましたが、されることは今までなかった。なかなかない経験をさせてもらったよ」と満足げな様子だった。
現役生活を終えた後は、自らの子どもたちにスポーツを教えたいと意気込んでいた。「これまで子どもたちが、特に1番上の子どもが11歳になるが、自分のキャリアを声援という形で支えてくれたので、まずは子どもたちに何でもいいのでスポーツを教えてね。今度は子どもたちに恩返し、何かこうスポーツを教えていってあげたい」と次なる目標を立てていた。