近本 プロでも“日本一請負人”や 短期決戦を知る男が必勝誓った

 練習中、笑顔がはじける近本
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA-阪神」(5日、横浜スタジアム)

 阪神の近本光司外野手(24)が4日、初めて挑むCSを前に意気込みを語った。社会人時代の2018年には都市対抗野球で大阪ガスの優勝に貢献し、最優秀選手に当たる橋戸賞を獲得。トーナメントでの勝ち方を知る“優勝請負人”が「ワンプレーで勝敗が決まることがある」と短期決戦の心得を語り、必勝を誓った。

 初めて経験するポストシーズンゲームを前にしても、気負いは全く見られない。「気持ちの高ぶりですか?いやいや、ないっす(笑)。変わらないですね」。いつもの近本スマイルがあった。

 トーナメントの短期決戦を勝ち抜いた経験が、この男にはある。近本は大阪ガスの一員として出場した昨年の都市対抗野球で日本一を達成。打率・524で首位打者を獲得するとともに、最優秀選手に当たる橋戸賞に選出された。

 チームの優勝に大きく貢献した実績があるからこそ、言葉に重みが増す。「特に短期決戦というのは(シーズンのような)試合の流れというよりは、ワンプレーで勝敗が決まるようなことがある。そういうものを自分のチームに持ってこられるようにやりたい」

 近本にとっては勝敗を決めるワンプレーは、セ・リーグ新人記録を樹立した安打だけでなく、初年度からタイトルを獲得した盗塁、あるいはリーグトップの10個を記録した補殺など、さまざまなシーンで期待される。

 DeNAの初戦先発は石田。近本にとっては今季3打数2安打と得意にする相手。その対戦成績を知り「そうなんですか?」と答えた背番号5は「僕の仕事は打つことより、塁に出ることなので。結果が良ければいいのでCSは。内容というよりは、とにかく結果を出したい」とどんな形でも出塁して、チームの得点に、そして勝利に貢献することを誓った。

 矢野監督は「打つ方では近本がキーというか。相手にとったら嫌な存在になる」と打のキーマンに挙げた。初出場した今年の球宴で、2戦目にサイクル安打を記録してMVPを獲得。大舞台で輝きを増す快足ルーキーが、CSでも躍動する。

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