藤川“炎の28球”セーブ 雨の中、梶谷、筒香から三振 指揮官「迷いも何もない」
「セCSファーストS・第3戦、DeNA1-2阪神」(7日、横浜スタジアム)
阪神が2勝1敗とし、5年ぶり2度目のファイナルステージ進出を決めた。抑えの藤川が八回から登板し、雨が降る中、2回を無失点、被安打0、1四球でDeNAを封じ込め、チームを勝利に導いた。
今季途中からクローザーを務める藤川が2イニングを投げたのは今季は6月9日の日本ハム戦(甲子園)のみ。魂のこもった28球を投げ込んだ。
八回は代打の梶谷から三振を奪い、神里は中飛に。一発が怖いソトも中飛に打ち取った。
九回には雨も強まる中、先頭の筒香から三振を奪った。ロペスに四球を出したところでぬかるむマウンドに土が入った。仕切り直して宮崎を一飛に打ち取り2アウト。前日にサヨナラ本塁打を放っている代打・乙坂を投ゴロとし、試合を締めくくった。
矢野監督は試合後、「行くしかないかなというか。先のこともね。ウチは同点でもダメなんで。そういうところで言うと、球児には申し訳ないけど。行ききるというか。球児にはそれぐらいの信頼がもちろん、間違いなくあるんで。迷いも何もないし。こっちとしては思ってたところで行って。足もね。こんな滑る中とか。すごく厳しい条件の中で、球児らしく。行ってくれました」とたたえていた。