小野、山本昌道場でチェンジアップ再挑戦 才木も「1年間投げ抜くための話を」

 阪神・谷本修球団本部長(55)が15日、若手投手陣に向けて、秋季キャンプに臨時コーチとして参加する中日OBの山本昌氏(54)指導のもと、勝負球を習得することに期待した。これに反応した小野泰己投手(25)は、先発再転向を目指しながら、チェンジアップの完全習得に励む考えを示した。

 レジェンド左腕との時間を最大限に生かしてほしい。若手投手には山本氏の助言を仰ぎながら“新兵器”を習得してもらいたい。谷本球団本部長が「(山本氏は)球種も豊富でしたし球種の少ない若手の投手に、もう少し。あと1球、勝負球を覚えてもらったら。監督の意図もそんなところだと思います」と期待感を口にする。

 言わずと知れた名球会投手だ。現役通算219勝などの功績を挙げてきた山本氏。改めて谷本本部長も「長持ちする投げ方ですよね。投手らしい投手」と現役32年の実績を絶賛。今春季キャンプでは、臨時コーチとして小野や才木らの質問攻めにも丁寧に対応。その後、小野の直球に高評価を与えていた。

 そんな偉大な先輩との再会を20年シーズンにつなげたい。現在は右肘コンディション不良でリハビリ調整中の小野が、山本氏の臨時コーチ再登板と球団からの“新球習得指令”に反応した。

 「(身につけたい球種は)チェンジアップ。試合で投げられるようになるか分からないですが」。今季も習得を試みた球種だが、精度に納得できず封印。先発再転向を目指す右腕に“山本昌道場”再入門と新球マスターが来季の土台となる。

 「(山本氏からは)春も教えていただきましたし(秋季キャンプでも)聞いてみたい」と小野。今季はリリーフで14試合に登板。右肘違和感の影響で1年を通じて納得できる投球はできなかった。現在もリハビリ調整が続いるため、新球習得は秋季キャンプ参加が大前提となるが「順調だと思います」と経過は良好だ。

 同じく右肘の違和感でリハビリ調整中の才木は「キャンプに行かせていただけるなら1年間投げ抜くための話を」と希望。竜のレジェンドの助けを受け、若虎が力をつけていく。

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