虎の“隠し玉”希望が丘・藤岡内野手 転入で1年間不出場も高校通算32発
甲子園不出場の九州無名校の強打者を狙い撃ちする。阪神がドラフトの“隠し玉”として、福岡の希望が丘・藤岡陸内野手(17)を指名候補に入れていることが16日、分かった。
甲子園には出場できず、本塁打は高校通算32本。藤岡が全国区の知名度がないのも無理はない。高1の冬に希望が丘に転入したため、高野連の大会参加規定により2年時の1年間は試合に出場することができなかった。
そのハンディがありながらも32発。3年生に入ってから本塁打を量産した右のスラッガーは、体全体を使ったきれいなスイングで左右に強い打球を打てるのが持ち味だ。球団幹部も「リストに入っています」と指名候補の一人であることを認めた上で「将来性豊かな選手」と評した。
高校生内野手は阪神の補強ポイントのひとつ。中位~下位での指名が予想されるが、同幹部が他球団の動向に興味津々だったように、指名に踏み切る可能性は十分だ。