育成1位の大商大・小野寺 支配下指名かなわず悔し涙 「全然違う」と母孝行誓う
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「プロ野球ドラフト会議」(17日、グランドプリンスホテル新高輪)
阪神育成1位の大商大・小野寺暖外野手(21)は、記者会見で何度も涙を見せた。チームメートの橋本侑樹投手が中日2位、大西広樹投手がヤクルト4位で指名を受けた。自身も支配下での指名を待ったがかなわず、「母子家庭なので育成と支配下では全然違う」と悔し涙のわけを明かした。
今春のリーグ戦では打率5割をマークし、首位打者を獲得。リーグ通算5本塁打の右の強打者は「パワーには自信がある」と言う。
ソフトボール選手だった母の由子(よしこ)さん(49)が「7歳で野球を始めたときからずっと一緒にやってきた」と言う“親子鷹”。母孝行を目指す息子は「少しでも早く支配下に上がりたい。甲子園でプレーする姿をみなさんに見せたい」と誓った。