矢野監督「ガッツポーズしていいよ」指名あいさつで西ガッツを歓迎
阪神からドラフト1位で指名された西純矢投手(18)=創志学園=が18日、岡山県岡山市内の同校で矢野監督、畑山統括スカウト、永吉スカウトディレクター、山本スカウトから指名あいさつを受けた。
矢野監督からあいさつを受けた西。「このたびはご縁がありまして。よろしくお願いします。やってくれるやろうね(笑)」とファーストコンタクトを交わし、終始穏やかな雰囲気であった。
ドラフトから一夜明け、さらに実感が湧いてきた。指名あいさつを受けた西は「(矢野監督から)すごく色々な話をしていただいた。自分から『ガッツポーズしていいよ』と言って頂いた」。チームもガッツポーズなどをしているだけに、再び、甲子園でガッツポーズする姿が見られそうだ。
阪神でプレーする西勇輝投手の遠縁。曾祖父の血縁がつながっている。だからこそ意識する存在でもある。昨日、西勇輝がインスタグラムで「楽しみ」と投稿。西純矢もそれを確認したという。「ようやく関わらせてもらうというのは楽しみなので、色々と吸収してやってきたい」と決意を口にしていた。
担当の山本スカウトも「(将来的には)ローテーションの先発完投で。侍ジャパン、タイトル争いができる素材だと思っています」と十二分に期待を込めた。
創志学園では1年春からベンチ入り。2年春から背番号1を着け、エースとなり同年夏の甲子園に出場。1回戦は創成館相手に16三振を奪う快投を見せ、チームを勝利に導いた。その際もマウンド上でのガッツポーズは代名詞となった。今夏のU18でも4試合に登板していた。座右の銘は「一以貫之(いちいかんし)」。プロで活躍を思い描く、右腕が自らを信じ、縦じまのユニホームでエースを目指す。