5位指名 藤田「甲子園でリベンジしたい」星稜奥川、山瀬との再戦を熱望
阪神からドラフト5位指名された藤田健斗捕手(18)=中京学院大中京高が26日、岐阜県瑞浪市の同校で畑山統括スカウト、永吉編成ディレクター、熊野スカウトから指名あいさつを受けた。「(指名された実感が)日に日に増してきている感じです」と笑みを浮かべていた。
球団から評価されたのはキャプテンシーの部分だ。高校2年の夏以降からキャプテンを務めてきた藤田。「毎年、監督さんから指名されて推薦でやるんですけど、先輩の1個上の代で負けたときにも自分がやろう、引っ張ろうと決めて負けた次の日に監督さんに「キャプテンやらしてください」と言いにいきました」と自らの意志でキャプテンを務めた。
ヤクルトに1位指名された奥川、巨人に5位指名された山瀬へのリベンジに燃える。今夏の甲子園大会でベスト4だった。その対戦相手が星稜高校。0-9で敗戦し、悔しい思いを抱いた。「甲子園の借りは甲子園でしか返せないと思っている。しっかりプロで借りを返したいと思っている。甲子園でリベンジしたい」と力を込めた。
担当の熊野スカウトは「やっぱり肩が強い。鉄砲肩ですよね。あの速いときには1・7秒台。特別ですからね、1・8秒台でもずいぶん速いんですが、本当に鉄砲肩というのが一つ。体に力があるんですよね、4番を打っているんですけど、打ち方なんかはまだまだですが、やっぱり体に力があるので、バットが振れる。それと体が強い。この子がプロに入って練習をやったら良くなりますよね。大学だったけど梅野みたいですね、バッティングがいい。体が小さいけど体に力がある。あれで梅野より肩が強い」と高く評価していた。