阪神FA権保有5選手全員残留 今後のFA補強は行わない方針
FA権行使の申請が1日、締め切られた。阪神は能見篤史投手(40)、藤川球児投手(39)、上本博紀内野手(33)、福留孝介外野手(42)、俊介外野手(32)が権利を保有していたが、5選手とも行使せずに残留することが決まった。
谷本球団本部長は以前から全選手の残留を求めていた。この日、キャンプ地の安芸で「当球団では申請はなかったと聞いております。良かったです」と明かし、今オフの重要課題の一つがクリアされた形だ。
また、他球団では複数の選手が権利を行使するための申請を行い、2日にNPBから公示され、3日から交渉解禁となる。ただ同本部長は「極めて、消極的」と語っており、FA補強には乗り出さない方針だ。
今後の補強については米大リーグ・パドレスを自由契約となった牧田和久投手(34)の調査を進めていく方針。野手の方では、長打力がある新外国人選手の獲得を目指していく。