藤浪に“仮免許”交付 山本昌臨時コーチ「抜け球ない」復活ロードへ合格点
「阪神秋季キャンプ」(5日、安芸)
阪神の臨時コーチを務める山本昌氏(54)が、藤浪晋太郎投手(25)の投球に合格点を与えた。課題の制球難は影を潜め、球が荒れることがほとんどない状態にレジェンド左腕は“仮免許”を交付した。
ほれぼれするような白球がミットに収まっていく。サブグラウンドでの力を入れたキャッチボール。午後から約1時間の熱血指導で山本昌臨時コーチがジェスチャーを交えて助言し、それに呼応するように藤浪の球がうなる。3人の投手コーチに矢野監督も途中から熱視線を送った。「すごかったでしょ?一つも暴投みたいなのがないもんね。抜けたボールがない」と右腕の悪癖が解消されつつある現状に笑顔を見せた。
その前のブルペンでは直球とチェンジアップを69球。投球練習後には同コーチから、球の回転数についての助言を受けた。球威にキレが増せば鬼に金棒。「スピン量うんぬんは、もっともっと付けられるはず」とさらなる可能性に山本昌氏はうなずいた。
藤浪は「回転数が多いイコールいいことだと自分は思っていない」と前置きしつつ「しっかり指に掛かっているという意味で『掛ける』『叩く』が大事。そういう意味でその辺は意識して投げています」と説明した。
今後のビジョンについて山本昌臨時コーチは「ボールをリリースするところが安定してきたら、もうちょっと先の話も。二の矢、三の矢も出す時がくればいいな」と豊富な自身の引き出しを開ける姿勢。レジェンド左腕と歩む復活ロード。課題をクリアしながら前へ進む。