阪神 ジョンソン残留好感触 合意「まだ」も「なるべく早く発表」
阪神の谷本修球団本部長(55)は15日、ピアース・ジョンソン投手(28)との残留交渉について「悪くはない」と一定の手応えがあることを明かした。今後も慎重に交渉を重ね、近日中の合意を目指していく方針だ。
来季、虎の持ち味でもあるリリーフ陣の力を維持するためにも、欠かせないのがジョンソンの残留。複数年契約を視野に交渉していく考えを示していた同本部長は「まだ合意には至っていません」と現状を説明した。
ただ「なるべく早く発表したいとは思っています。いい流れで来ている?悪くはないです」と明言。交渉自体、流出を想定するような厳しい状況に追い込まれているわけではない。11月30日までは阪神に保有権があり、独占的に代理人を通して交渉することができる。「そこまで(期限内)に決着をつけたい」と語っていたように、残留合意へ一歩ずつ近づいているのは間違いないとみられる。
入団1年目の今季は開幕からセットアッパーとして奮闘したジョンソン。来日初登板から16試合連続無失点を記録し、シーズン中盤には12試合連続ホールドもマークした。58試合の登板で2勝3敗、防御率1・38。来日1年目の外国人投手としては球団最多の40ホールドを挙げた。
今オフ、重要課題の一つでもあるジョンソンの残留。05年以来、15年ぶりのV奪回を目指していくために、頼れるセットアッパーの引き留めに全力を注いでいく。