藤浪「簡単にはいかない」マサコーチの教え集大成マウンド2回2四球3失点

 「阪神紅白戦、白組5-1紅組」(17日、安芸市営球場)

 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が紅白戦に登板し、2回3安打3失点、2奪三振、2四球。山本昌臨時コーチから受けた教えを試す、キャンプの集大成とも言えるマウンド。収穫もあったが「簡単にはいかない」と悔しい現実に目を向けた。

 三回から登板。先頭の藤谷に左前打、熊谷に四球で連続出塁を許すと、続く木浪の2球目の直球をひっかけ、内角へ暴投。思わず天を仰いだ。1死二、三塁となり、北條にカットボールを右前2点適時打とされた。

 なおも、1死一塁で相対した陽川には初球、この日最速の153キロを投じた。2球目の直球で二塁への併殺打に打ちとり「しっかり上からたたけていたので良かった」と話し、金村投手コーチも「陽川の打席の球は良かった」と評していた。

 秋季キャンプで指導を受ける山本昌臨時コーチからは「手首を立てろ」「上を見るな」「(ミットまでの)ラインを外れるな」と登板へ助言されていた。

 「頭には入れながらマウンドに上がった。

ボールは良いボールがある。(対打者に)いいボールがいく確率を上げていきたい」。一筋縄ではいかなかった現実を実感しつつ、良好な感覚を示した投球もあった。安芸で学んだ教えを忘れず、必ず復活へとつなげていきたい。

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