高野、先発転向へ「可能性を見いだしてくれた…」
阪神の高野圭佑投手(27)が20日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1000万円でサインした。来季に向けて先発転向をもくろむ。「(首脳陣が)先発の可能性を見いだしてくれた」と意気に感じながら挑戦していく。(金額は推定)
新たな可能性に取り組んでいく。高野が来季に向けて先発転向の可能性を首脳陣から告げられたのは甲子園での秋季練習中。「先発での起用をプランで持っているので取り組んでくれと、投手コーチから」。現在は、新球種の習得や投球練習での球数を倍近くに増やすなどして準備を進めている。
新天地での1年目は満足できる内容ではなかった。今年7月にロッテからトレード移籍。「7月からとはいえ、もっと(勝利に)貢献できたというシーズンでした」。今季はロッテ在籍時に2試合で防御率13・50、阪神では4試合で1ホールド、防御率4・76。いずれもリリーフ登板だった。
今オフは、オリックス・山岡ら同じ広島出身の選手と自主トレを行う予定。猛虎2年目の来季こそ思う存分にパフォーマンスを発揮する。