守屋 故郷で誓った!勝利の方程式入り「活躍して感動と元気を」
来季への視線は自然と鋭くなった。阪神の守屋功輝投手(26)が1日、岡山県倉敷市で行われた選手会イベント「キッズ・ボールパークinくらしき」に参加した。昨年の豪雨災害で被害を受けた真備町でのイベント。倉敷市出身の右腕は来季、「勝利の方程式」に入り、復興支援を行うことを誓った。
会場の体育館は仮設住宅に隣接していた。「まだ普通の生活ができていない方が、多数おられると思うので。活躍して、皆さんに感動と元気を与えることができれば」と口元を引き締めた。自身の復興支援に関して現段階では「考えていたんですけど余裕がなくて…。もう少し給料が上がってからですね」と年俸アップした暁には、故郷に恩返しすることを約束した。
そのためには来季の活躍が不可欠。今季は57試合に登板して2勝2敗、7ホールドで防御率3・00とキャリアハイの成績を収めた。だが「ホールドが少ない。同点で投げさせてもらった場面で失敗するのが目立った」と反省の弁が口を突いた。
自身の弱点を相手に研究されることが予想され、来季は「今年のように、うまくいかない」と自覚している。イベントの最後には仮設住宅を慰問した右腕。「中継ぎをやっている以上、そこを目指さないといけない」と勝ちパターンに名を連ね、地元の人々を笑顔にする。