大山、143試合完走で1700万増 4番で108試合 来季はフルイニング誓う

契約更改交渉を終え、会見する阪神・大山悠輔=阪神球団事務所(撮影・高部洋祐)
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 阪神の大山悠輔内野手(24)が5日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1700万増の4700万円でサイン。4番として開幕した今季は、プロ入り初めてとなる143試合を完走し、「来季は全試合、フルイニング出場(が目標)です」と決意表明した。(金額は推定)

 143試合グラウンドに立ち続け、印象に残った試合は「全試合」だという。どの試合も大山にとって無駄ではなく、生かしていくべき経験だった。中でも途中から不振に落ち込み、終盤にはベンチに下がることも経験。「応援することしかできなかったけど、やっぱり悔しさはあった。その気持ちは忘れてはいけない」と、喜びよりも悔しさを胸に刻みつけた1年となった。

 チームの「軸」になると誓った今年一年。目標にしていた全試合出場をクリアし、開幕から108試合で4番を任されるなど、チームの勝敗を左右するポジションに座ってきた。だが8月には4番降格を経験。難しさや悔しさを知り、来季へと向かう。「チームの勝敗に直結するそういう打順だった。この経験を一つでも無駄にしないように、生かして頑張りたい」。

 新外国人のジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=が一塁で起用される見込みで、マルテとは三塁競争が勃発する見込み。簡単には譲れない。大山は闘志を燃やした。

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