ジョンソン交渉期限は米Wミーティングまで 方向性見えなければスアレスら調査へ
阪神の谷本修球団本部長(55)は7日、残留を要請しているピアース・ジョンソン投手(28)との交渉期限を、米サンディエゴで9~12日(日本時間10~13日)に行われるウインターミーティング終了時と設定していることを明かした。その時点で方向性が定まらなければ、残留交渉を諦めてジョンソンに代わる新助っ人獲得へ移行する方針だ。
ジョンソンに残留してもらいたい気持ちは強い。だが、来季の編成を進める上でリミットはある。谷本球団本部長が球団としての方針を明かした。
メジャー全30球団が一堂に会するウインターミーティングが、9~12日(日本時間10~13日)に米国で行われる。「そこがめどですね。それ(の終了)ぐらいには決断せんとあかんでしょう。(来季のチーム編成が)間に合わなくなる」。同会議の終了時を、ジョンソンとの残留交渉の区切りに設定していることを明かした。
球団は残留オファーを出した後、現在も静観して返答を待っている。ウインターミーティング終了までにアクションがなければ、ジョンソン側に再アプローチする予定。「(交渉を)打ち切るというか、(意思の)確認をしないといけない」。方向性が見えなければ、残留交渉を諦め、速やかにセットアッパーの代役獲得に移行する方針だ。
退団の可能性が高まる中、6日には国際部の担当者が渡米した。谷本球団本部長は理由について「両にらみです」と話した。すでに基本合意している新外国人・ボーアやマルテ、ガルシアとの正式契約とともに、ジョンソン退団時に備えた調査も兼ねた渡米であることを明かした。
今後は最悪の事態に備えて、新外国人とともにソフトバンクから自由契約となったスアレスの調査や、保留者名簿を外れているドリスとの交渉など、来季へ向けた準備を進めていく。