遥人、右の強打者に聞く攻略の極意 母校・亜大自主トレで松田宣&宮崎質問攻めだ!

 阪神・高橋遥人投手(24)が9日、年明けに母校の亜大で初めて自主トレを行うと明かした。プロ入りから2年連続で対右打者の被打率が3割近くだった左腕。同校で自主トレする先輩のソフトバンクの松田宣やDeNA・宮崎らを質問攻めにし、右打者封じのヒントを得る。

 聞いて、学んでヒントをつかむ。プロ入りへの道を切り開いた母校で初めて自主トレを行う高橋遥。松田宣や宮崎という右の強打者に質問を投げ、殻を破るキッカケを得たいという意欲を示した。

 「トップ選手たちなので聞きたいことはあります。どういうボールが嫌なのか、また(自分の)どういうボールがいいのか」

 右打者に打たれるシーンが目立った。左打者の被打率は昨季が・200で、今季は・238。だが、右打者の被打率は昨季が・293で、今季も・285と3割近くの数字が残った。

 現状を打開すべく、1軍で活躍する右打者にヒントを得たいと考えた。17年に首位打者を獲得した宮崎は同一リーグで対戦経験もある。「宮崎さんに関しては何度か対戦しているし、どういう見方をされているのかを聞いてみたい」と力を込めた。

 今年の1月は故障明けということもあり、鳴尾浜で自主トレを行っていた。ただ、今回は他球団の選手も交じり、投手ではソフトバンク・東浜や広島・九里なども参加する。「ここで聞けなかったら、いつ聞くんだ」-。自らがレベルアップを図るためにも重要な機会。自分自身をあまり積極的に行くタイプではないと分析するが、今回は積極的に足を運ぶ。

 母校でのトレーニング。初心に帰ることをテーマに掲げる。「大学時代に負けた経験があるから、今も思い切って投げられている。ダメなら練習するしかないと考えられた」。当時の思いや感謝の気持ちも込めて練習に励む。

 期間は2、3日の予定と日程的に短いが「亜細亜の自主トレでいろいろと得るものがあればいい」と意気込む。右打者への苦手意識をなくすためにも、五感をフル活用する。

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