阪神 ガルシアと契約更新 「来年はもっとチームの力になれるように」
阪神は14日、オネルキ・ガルシア投手(30)と来季契約を更新したことを正式発表した。1年契約で、年俸は現状維持となる150万ドル(約1億7000万円)。
大砲の新助っ人、ボーアとの正式契約に続き、アメリカから朗報が舞い込んできた。
ガルシアは移籍1年目の今季、開幕から調子が上がらず2軍落ちも経験。21試合の登板で6勝8敗、防御率4・69と負けが先行した。それでも9月は自身4連勝でフィニッシュ。第2先発として攻撃にリズムを生み、チームのCS進出に大きく貢献した。
中日に在籍した一昨年は、13勝(9敗)をマーク。矢野監督の来季の構想では、ローテーションの一角として期待。「基本的には先発だと思うけどね。ムードメーカーでもあるし。中継ぎをやってくれたというのは、できると考えることができた。プラスに思っている」とフル回転を願っている。
現状、来季のローテが有力視されるのは、今季1年間ローテを守った西、青柳の2人。ソフトバンクから新加入する中田や、今季の結果から、順当にいけば高橋遥や故障明けの秋山や岩貞、小野、復活を期す藤浪らが候補に挙がる。今季もシーズン終盤は駒不足に陥っただけに先発、中継ぎと両方をこなせるガルシアの存在は貴重だ。
ガルシアは球団を通じて「来年も素晴らしいチームメートとファンのみなさんと共にプレーすることができることを大変うれしく思います。今年は十分にチームに貢献することができず悔しい思いをしたので、来年はもっとチームの力になれるように、しっかり準備をしてまた日本に帰ってきます。ファンのみなさん、優勝に向けて共に戦いましょう」とコメントした。