梅ちゃん ボーア全面サポート「環境作ってあげたい」会話できる雰囲気作って絆深める
阪神の梅野隆太郎捕手(28)が14日、新助っ人のジャスティン・ボーア内野手(31)との共闘を誓った。来季共に戦う新たな仲間へ。「同じ舞台で戦う一人として、コミュニケーションを取っていきたい」。寄り添い、同じ方向を向く構えだ。
捕手として見続けた優良助っ人陣の特徴をこう、分析した。「ボール球を振らない打者が嫌なバッターですね」。日本の野球に苦しむ助っ人が多い中、最近はロサリオやソラーテなど1年での退団も珍しくない。だからこそ梅野は、「(ボーアに)環境を作ってあげたい」と意気込む。
ポイントに挙げたのは、会話のできる雰囲気作りだった。過去6年間で、印象に残っている助っ人は今季一緒に戦ったジョンソンだという。「ジョンソンの『知ってほしい』という気持ち、俺の『知りたい』という気持ちがお互いにあった。その気持ちが会話につながる」。来季は退団が濃厚だが、過ごした少ない時間の中で絆を深めていた。
お互いを知り、話すことで深め合う。梅野が勧めるのは“勤勉のススメ”だ。「シーズンに入ったら駆け引きが始まる。そこを一日でも早く乗り越えていけたら、嫌なバッターになれると思う」。この日は奈良での「SSK野球教室」と大阪での「コラントッテトークショー」に出席し、たくさんの笑顔に触れた梅野。勝って喜ばせたい-。新助っ人と共に、勝利への道を歩き出す。