阪神獲得!ガンケル 制球抜群“精密機械”196センチ長身150キロ右腕

 阪神と契約を結んだジョー・ガンケルとメガン夫人(球団提供)
3枚

 阪神は15日、今季3Aで8勝を挙げたジョー・ガンケル投手(27)=前マーリンズ傘下3A=と来季の選手契約を締結したことを発表した。1年契約で年俸50万ドル(約5500万円)。長身でスリークオーター気味に腕を振る投球フォームが特徴の右腕。メジャー経験のない謎多き投手だが、マイナーで屈指の制球力があり、ウィリアムス駐米スカウトのススメもあって獲得に至った。(金額は推定)

 待望の4番候補・ボーアの獲得が正式に決まった翌日、虎が謎多き新たな外国人投手と契約を結んだ。

 27歳のガンケルはメジャー経験こそないが、谷本本部長は「(駐米スカウトの)ジェフに言わすと下半身が使えるようになれば、もっとよくなると」と明かした。196センチの長身で、長い腕をスリークオーター気味に大きく振るフォームが特徴。「直球のMAXは150キロを超え、平均146キロ。スライダー、シンカーもある。コントロールがよく、いろんな球種で空振りが取れる」と説明した。

 成績からも制球力の高さが見て取れる。今季は3Aで87回2/3を投げて四球は15個。1試合=9イニングでの平均与四球を表す『与四球率』は、1・54。2点台でも優秀とされる中、昨季(65回1/3)は0・96と“精密機械”ぶりがうかがえる。

 「ヤクルトのマクガフ投手から日本の野球の素晴らしさを聞いていたので、オファーを頂いた時は大変興奮した」と球団を通じてコメントしたガンケル。「先発候補と聞いているので、持ち味である攻めのピッチングができるように頑張っていきたい」と意気込む。

 年齢的にも伸びしろは十分。谷本本部長は「もちろん勝負をかけてくると思いますよ。何より日本でやってやろうという気持ちを買っています」と、異国の地で大化けすることを期待した。さらに「似たタイプ?いないですね。独特だと思います」と明かしたように、日本でハマる可能性も秘めている。

 大砲ボーア、先発候補ガンケルに続き、退団が決定的となっているジョンソンの代役候補となるスアレス獲得の正式発表も間近に迫っている。残留が決まったマルテ、ガルシア、呂を含め、外国人登録枠を巡る争いも激化させ、矢野阪神はチーム力を高めていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス