鳥谷「1」メッセ「54」欠番へ 新外国人選手5人の背番号を発表
阪神を今季限りで退団した鳥谷敬内野手(38)、ランディ・メッセンジャー投手(38)のそれぞれの背番号「1」と「54」が、来季以降、しばらく欠番となることが25日までに決まった。球団はこの日、新外国人選手5人の背番号を発表。ボーアは自らが希望した「41」、サンズはジョンソンが背負った「52」、エドワーズは「42」、ガンケルは「49」、スアレスは「75」となった。
海を渡り、猛虎の一員となる助っ人らの背番号が発表された。今季限りで退団した鳥谷の「1」と引退したメッセンジャーの「54」を、新入団選手が背負うことはなかった。
今シーズンまでチームを支えてきた2つの偉大な番号。谷本球団本部長は「レジェンドプレーヤーの番号ですからね」と説明した。功績とチームに対する多大な貢献に敬意を表して、ふさわしい選手が誕生するまで準永久欠番とする方針だ。
鳥谷は2004年の入団以来、一度も2軍に落ちることなく名球会入り。プロ野球歴代2位の1939試合連続出場に加え、同5位の667試合連続フルイニング出場を達成。球団史上最多の2085安打を放つなど、華々しい実績を残した。16年間、背番号「1」を背負い“阪神の顔”となってきた。
メッセンジャーは2010年に阪神へ入団。在籍10年間で7度の2桁勝利を記録し、14年には13勝で最多勝に輝くなどエースとして投手陣をけん引してきた。在籍10年で262試合に登板。日米通算100勝を達成し、日本通算98勝84敗、通算防御率3・13と奮闘した。
新外国人選手の背番号は、ボーアが希望していた「41」、エドワーズは「42」、ガンケルは「49」でスアレスは「75」。サンズは元同僚でもあるジョンソンが今季背負っていた「52」となり、右腕のような1年目からの大活躍が期待される。
「1」、「54」に加えて金本前監督が現役、監督時代を通じて背負った「6」もまだ空き番号。谷本球団本部長は「希望としては、そういう選手が出てきてほしい」と期待を寄せた。猛虎レジェンドの番号を継承する選手の誕生が待たれる。