及川 地元の匝瑳市長を「巨人ファンから阪神ファンに」させた

太田市長(右)から花束を受け取り握手を交わす阪神・及川雅貴=千葉県・匝瑳市役所(撮影・中田匡峻)
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 阪神からドラフト3位指名を受けた及川雅貴投手(18)=横浜=が26日、出身地である千葉県・匝瑳(そうさ)市役所を表敬訪問し、太田安規市長(75)らにプロ入りの報告をした。

 小学校に所属していた須賀スポーツ少年団や匝瑳リトルシニア時代などに同所を5回ほど訪問している及川だが、今回はプロ選手としてあいさつに来た。「何度も来たことがあるが、それとは違った感じがしました。市長さんにも報告ができ、身が引き締まる思いです」と心境を明かした。

 18年入団の西武・伊藤、19年入団のロッテ・鎌田に続き、匝瑳市では3年連続プロ野球選手が誕生している。かつて中日で活躍した宇野勝氏も同市出身だ。「先輩たちに追いつけるように早く1軍で投げられるように」と言葉に力を込めた。

 先日、行われたシニアチームの激励会にも参加していた太田市長は「巨人ファンでしたが、阪神ファンになりました」と笑顔を見せ「伊藤くんや鎌田くんら匝瑳市出身の投手と投げ合う姿を見たい」と期待を込めた。

 最後に及川は「プロ野球は日本の野球界の最高の所。これまではプロ野球選手を見て、夢を与えられた立場だったが、これからは夢を与える立場。(子どもたちが)野球を続けたいと思うようなプレーをしたい」と目標を口にしていた。

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