【梅野隆太郎・間宮祥太朗 対談1】自分を超える!互いにキャリアハイ誓いあう
阪神の梅野隆太郎捕手(28)と、俳優の間宮祥太朗(26)の夢対談が実現した。チームの要となる正捕手と、映画、ドラマなどで活躍する人気俳優。異業種の2人だが、同世代ということもあって、笑いの絶えない1時間になった。会の終盤には“サプライズゲスト”も登場。熱烈な虎党としても有名な間宮から、15年ぶりの優勝、日本一を託されていた。対談その1。
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間宮祥太朗(以下、間宮)「はじめまして、間宮祥太朗です」
梅野隆太郎(以下、梅野)「どうも、はじめまして、梅野です」
-今回の対談は間宮さんが熱烈な阪神ファンということで実現。
梅野「なんで阪神ファンなんですか?」
間宮「実は祖父がめちゃくちゃ巨人ファンなんです。小さい時に祖父と祖母と一緒に住んでいたので、ずっと野球中継をテレビで見ていました。それが巨人戦ばっかりで。そのころの巨人って、松井さんが4番を打っていて、清原さんがいて、そうそうたるメンバー。助っ人外国人もバンバン入ってきて。力の塊みたいな(笑)」
梅野「よく言われるやつですね(笑)」
間宮「それが俺、すげえ嫌だなって。アンチ巨人から入ったんです。その上で、どの球団を応援したら、一番エキサイトできるかって。打倒・読売の感じに惹(ひ)かれて阪神ファンになりました。小学生の時ですね」
(続けて)
間宮「今回、阪神の選手と対談させていただけるっていうことで、梅野さんがいいと、お願いしたんです」
梅野「ありがたいですね(笑)」
間宮「テレビ中継を見ていても、球場に見に行った試合でも、ここという場面で頼りになる。流れが変わるなっていう場面で必ず、打ってくれるのが梅野さんだったんです」
梅野「周りの人が言ってくれるのは、数字以上のインパクトを、与えることができているということ。選手としては、すごくうれしい話ですね」
間宮「去年は6連勝してCSに行った時が、僕も一番、盛り上がった。番組のアンケートでも、ベストに入れてるくらい(笑)。ものすごくうれしかったです。期待が高まっている。だから、今年はいい結果を見たいなと思いますね」
梅野「あんまり格好つけたこと言えないですけどね(笑)。常に言っているのは、『昨年の自分を超える』ってこと。キャリアハイを残す。個人としてはそこかな。チームとして優勝っていうのは毎年思っていること。でもその気持ちが年々強くなっていますね」
-ベストナインとゴールデングラブ賞受賞なら球団捕手初の快挙になる。また、3年連続のゴールデングラブ賞も球団捕手では初。
梅野「3年連続は過去にいないですもんね。それも取りたいし…W受賞したら“初×初”だから、個人でもタイトル取りたいです。間宮くんの目標は?」
間宮「数字で明確な目標はないですよね。変な話、1年で映画に5本出ようが、7本出ようが、どっちが偉いかっていう話ではないので。何かで賞を取るとかですかね…。ただ今年、公開する映画とかって基本、昨年までに撮ってますね」
梅野「一番、チャンスがあるのって何ですか?数字でも、タイトルでも」
間宮「それでいうと、僕は年俸契約ではなくて。(出演)1本、いくらの契約です」
梅野「なら、いくら稼ぐぞ!!っていうことができるわけだ」
間宮「10年前からこの仕事をやっていると、同じ3カ月のドラマでも15歳の3カ月と今の3カ月では、全く変わってくるんです。昨年の年収を超えることがキャリアハイになる。ってことは、僕の目標は『昨年の年収を超えること』か(笑)。でもそれが、僕なりのキャリアハイです」
梅野「自分の価値を上げること。お互い、そうしましょう(笑)」
◆梅野 隆太郎(うめの・りゅうたろう)1991年6月17日生まれ、28歳。福岡県出身。173センチ、77キロ。右投げ右打ち。捕手。背番号44。今季推定年俸1億円。福岡工大城東から福岡大を経て、2013年度ドラフト4位で阪神入団。プロ1年目の14年3月28日・巨人戦(東京ドーム)で初出場(代打)。ゴールデングラブ賞2回(18~19年)。通算成績は558試合367安打30本塁打182打点、打率.233。
◆間宮祥太朗(まみや・しょうたろう)1993年6月11日生まれ。神奈川県横浜市出身。2008年に日本テレビ系ドラマ「スクラップ・ティーチャー~教師再生~」に出演し、本格的に俳優デビュー。17年公開の「お前はまだグンマを知らない」で映画初主演。趣味は野球で、小学校1年から中学校3年まで投手を担当。今年7月に甲子園で行われた始球式では139キロをマークした。身長179センチ、血液型はO。