ドラフト上位候補に明石商・中森&中京大中京・高橋をリストアップ
阪神が今秋ドラフト上位候補として、明石商の最速151キロ右腕・中森俊介投手(2年)と、中京大中京の最速148キロ右腕・高橋宏斗投手(2年)をリストアップしていることが5日、分かった。2人は今春のセンバツ出場が有力視されており、甲子園で成長度を直接確認する。
阪神は19年度ドラフトで支配下登録の6人中、上位5人で高校生を指名。即戦力の獲得を抑えた分を、このオフは外国人選手で補った。
今秋のドラフトでは即戦力投手が補強ポイントの一つとなるが、近年の高校生の完成度は即戦力並みに高い。特に中森と高橋は早い時期から活躍する可能性を秘めており、アマ球界全体を見渡しても注目度は高い。球団幹部は「現時点で去年のビッグ4(佐々木朗、奥川、西純、及川)まではいかないけど、そうなる可能性がある」と評価する。
中森は昨夏の甲子園で4強進出に貢献し、今秋も近畿大会8強へ導いた。1年夏から甲子園で登板し、大舞台での経験も豊富。地元・兵庫出身の右腕だけに獲得したい逸材だ。
高橋は昨秋の明治神宮大会優勝に貢献。肘を柔らかく使うフォームから、キレがある直球と変化球を投げ込む。一冬を越えた今春のセンバツでは、さらなる成長が期待されている。
他球団からも高い注目を浴びる2人だが、阪神も“金の卵”の動向を注視していく。