大山が鳴尾浜で始動 「しっかり自分に勝つ」 4番サード奪取だ

走り込む阪神・大山悠輔=鳴尾浜(撮影・田中太一)
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 阪神・大山悠輔内野手(25)が7日、この日から開放された兵庫・西宮市にある2軍の寮施設「鳴尾浜球場」で自主トレを開始した。解禁即の始動で、ランニング、室内でのマシン打撃に加え、ウエートトレなどでみっちりと汗を流した。勝負の2020年シーズンに向けて、着々と準備を進めている。

 昨季は開幕から105試合で4番を務めた。打順降格も味わったが、全143試合に出場して打率・258、14本塁打、76打点。数字に満足感はないものの、勝利打点「13」は、DeNAのロペスに次ぐリーグ2位の数字。大山のさらなる成長が、チームとして不可欠になる。

 球団は今オフ、新外国人のジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=と契約合意。矢野監督は4番候補のボーアを、一塁で起用する方針を示している。大山は三塁の定位置を奪い取るために、マルテらとの競争に勝つ結果、内容が求められている。新年に誓ったのは「克己心」。2020年は自分との戦いだ。

 「まずは自分にしっかり勝つこと。1日、1日を大事にしていきたい」。15年ぶりのリーグ優勝を狙うチームに不可欠な存在。真の4番へと、台頭が待たれる右の長距離砲。己に勝ち、さらなる飛躍につなげる。

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