阪神ドラ5藤田 12発!初のロングティーで快音連発 “田淵2世”へ猛アピール
阪神ドラフト5位の藤田健斗捕手(18)=中京学院大中京=が20日、鳴尾浜で新人合同自主トレ初のロングティーを志願した。育成ドラフト2位の奥山(静岡大)と20球交代で計100スイング。鋭い打球で冷気を切り裂き、12本の柵越えを見せた。「楽しかったです!高校の時はボロボロのボールでロングティーをしていたので。きれいなボールだったので、めちゃ楽しかったです」と満面の笑みを浮かべた。
無限の可能性を感じさせた。高校時代は主将の重責を担い「4番・捕手」として通算24本塁打。昨夏の甲子園でも17打数7安打2打点と大暴れした。「打てる捕手」を目指すルーキーは、14日に殿堂入りを果たした猛虎のレジェンドを理想に掲げた。
「田淵さんです。ニュースで見たんですけど、すごかった。打てるキャッチャーはかっこいいなと改めて思いました。田淵さんみたいな選手になりたい」
高校時代から打席でも「キャッチャーを意識していた」と言う。バッテリー心理を想像して配球を読む。「ピッチャーはここで何を投げたいなとか。バッティングに生かしていた」。プロでも感性と打撃技術を磨き、正捕手をつかむつもりだ。
肉体改造着手
新人合同自主トレでは肉体改造の真っ最中。現在の体重は81~82キロで、体脂肪率14~15%から12%を目標数値に設定。「体重を変えず、体脂肪率を落として筋肉量を増やしたい。キャンプに向けてキレを出してやっていきたい」と力を込めた。
食事面でも「あまり好きじゃない」と言う野菜を多く取るなど、バランスよく改善中。鍛えて、食べて、バットを振って“田淵2世”を目指す。