阪神・近本 文武両道!愛読書「究極の身体」で守備力アップだ

 福玉まきを行う近本。右は小幡
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 阪神・近本光司外野手(25)が25日、大阪市北区の大阪天満宮で行われた「福玉まき」に木浪聖也内野手(25)らプロ2年目の同期4人と参加。学問の神様・菅原道真が祭られる「天神さん」で、文武両道を誓った。充実した日々を過ごし、真価を示す2年目とする。

 期待の若武者の登場に約2500人の参拝客が沸き返った。大盛況となった恒例の「福玉まき」。近本は青い法被をまとい、ファンに「福」をお裾分けした。

 「野球もなんですけど、いろんなことを少しずつ勉強したい。カテゴリーはまだ決まっていないですけど、本を(春季キャンプに)持って行きます」

 大阪天満宮といえば学問の神様・菅原道真が祭られていることで有名。「天神さん」にあやかり、常に探求心を持つ近本は野球だけでなく、幅広い分野で知識を身につけたい考えを明かした。

 オフなど時間があるときには本を読む読書家。現在は、体の使い方やしくみについて書かれている「究極の身体」を愛読している。「結構分かりやすくて理解してきた。どうつながるか分からないですけど、意識してトレーニングしたりしています」と知り得た知識を活用している。

 また、道真公は学問だけでなく、武道にも秀でていた。弓では百発百中の腕前を持つといわれるなど、武の分野でも名をはせたほど。近本も学ぶだけでなく、これまで以上に技術を向上させる。

 高めるのは守備力だ。昨季の補殺数は両リーグトップの10個。「補殺が多いから評価が高いわけではないので。走られる前にランナーコーチャーが止めるような守備をしたい。(広島の)鈴木誠也だったり」。打球に対するチャージや守備位置を極め、本塁に突入させないことを最終目標に掲げた。

 多くの期待が集まる2年目。舞台からは「2年連続の盗塁王を取り、皆さんを笑顔にしたい」との決意も口にした。全てはチームの勝利のため。南国の地で技術と頭脳を向上させ、リーグ優勝、日本一のために躍動する。

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