掛布氏、今年のキーマンはボーアの“後ろ”「今年の打線のポイント」若手3投手にも注目

軽快なトークで会場を盛り上げる阪神・掛布雅之HLT=TOHOシネマズ梅田(撮影・神子素慎一)
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 2020年の阪神球団創設85周年に合わせ制作された「阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~」の先行上映会が4日、大阪のTOHOシネマズ梅田で開かれた。舞台あいさつには阪神OBで元2軍監督の掛布雅之氏(64=HANSHIN LEGEND TELLER)と阪神ファンで知られるタレント・松村邦洋が登壇した。

 まずは、松村が掛布氏の物まねをしながら登場。「優勝した85年の掛布、05年のシーツ。そういった“布団関係”の選手が活躍した年は、ひじょ~にタイガース強いですね~」などと、そっくりな声色で客席を沸かせた。続いて、掛布氏が“本人”として紹介され登壇した。

 現役時代を振り返った際は、田淵幸一氏の“存在の大きさ”を懐古した掛布氏。「いいことも悪いことも全部背負ってくれた。田淵さんという温室の中で僕は野球ができました」と、当時を懐かしんだ。

 同時に昨季4番も務めた大山の名前を挙げて「4番でプレッシャーを感じて、すごくつらかったんだろうな、と。田淵さんのような存在がいれば、あそこまで苦しまなかったかな、と」と思いやった。

 今季のチームのポイントには秋山、青柳、高橋の先発3投手と新外国人ボーアの“後ろを打つ打者”を挙げた掛布氏。特に打線について「バースのように打ち出すと、(相手バッテリーから)歩かされる。それでも、(ボーアの走力では)ヒット3本で得点にならないケースが出てくると思います。そういう意味でも、ボーアの後ろの打者が今年の打線のポイント」と分析した。

 同映画は、1969年から阪神戦を試合終了まで完全中継してきたことでおなじみの兵庫に本社を置くサンテレビの映像を基に制作された球団初の公式ドキュメンタリー。「8つの神話」と称して名シーンをセレクトされ、85年の「バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発」の場面などをレジェンドOBや阪神ファンの著名人によって語られている。

 掛布氏は「阪神の長い歴史が分かる映画」と紹介し「今のファン、オールドファンも楽しんでいただける」と太鼓判。ナビゲーターは掛布氏やデイリースポーツ評論家の岡田彰布氏をはじめ、江夏豊氏、田淵幸一氏らが務めている。

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