阪神が白星発進!「キナチカ」躍動 投手陣は望月がアピール成功

 「練習試合、阪神7-6中日」(8日、北谷公園野球場)

 矢野阪神が2020年の“初陣”を白星で飾った。同点で迎えた九回、北條が左中間に決勝アーチを放った。

 また、昨シーズン「キナチカ」として躍動した近本、木浪の2年目コンビが見せ場を作った展開。15年ぶりのリーグ優勝を狙うシーズンに向けて、打撃陣は好スタートを切った一方、ローテを狙う投手陣は5投手で6失点。結果的にはアピール不足に泣いた。

 試合は序盤、劣勢だった。初回、先発を任された秋山が、2死から福田に先制の2ランを浴びる。さらに2番手の横山も三回、武田にソロ本塁打を被弾すると、2死から3連打で失点。4点のビハインドを背負う形となった。

 それでも四回、2死一、二塁の好機で打席に木浪だ。2ボールからの3球目、真ん中低めの119キロを強振。力強い打球はグングンと伸び、そのまま最深部の右中間フェンスを越えた。

 二回にも右中間を破る二塁打でチャンスメークした。2020年の初戦に「7番・遊撃」でスタメン出場。鳥谷以来、固定することなく北條、植田らと争うショートのポジション。2年目の若虎が開幕に向けて好スタートを切った。

 さらに続く五回、「2番・中堅」でスタメン出場した近本光司外野手が、1点ビハインドで迎えた五回、逆転二塁打を放つと、好走塁でも追加点を演出した。

 矢野監督が前日、井上打撃コーチに任せた打順の中で、唯一こだわったのが「2番・近本」。真価を問われる場面はいきなり訪れた。1点ビハインドで迎えたこの回、先頭の北條が四球で歩くと、続く高山が三遊間を抜き、無死一、二塁を作った。

 ここで打席に立った近本は初球、バントの構えを見せて揺さぶる。ボールとなり2球目だ。高めに甘く入った130キロを強振。打球は深々と右中間を破った。

 2者が悠々と生還して逆転に成功すると、近本も俊足を飛ばして三塁に到達。なおも無死三塁の好機では、植田が放った左翼線前寄りの打球でスタートを切る。間一髪のタイミングだったが、足で追加点をもぎ取った。

 矢野監督が理想に掲げる「2番・近本」の攻撃オーダー。上々の発進となった。

 一方、2点リードの七回、4番手で登板した馬場が溝脇に同点2ランを浴びた。投手陣は秋山、横山、馬場がいずれも2失点。唯一、3番手で登板した望月が、2回1安打無失点と安定感が光った。1点をリードした九回は、谷川が無安打無失点でリードを守った。

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