阪神・西、ブルペンでチーム最多の200球 開幕投手へペースアップ
「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)
阪神の西勇輝投手が9日、ブルペン入りして今キャンプ、チーム最多の200球を投げた。
投手の原点でもある「アウトロー」に50球を投げ込むと、今後は内角低めの「インロー」に50球。続いてセットポジションでスライダー、チェンジアップを交えて50球。最後はツーシーム、フォークも加え、コンビネーションで200球に到達した。
明確な意図を持った投球術で、正確なコントロールで投げ分けた。まだここまで実戦登板はないが、シーズン開幕に向けて着実にペースを上げてきた。1月にはエース道を歩む覚悟を口にし、先発の柱を担う決意で臨む2020年シーズン。矢野監督が「一番近い」と話すなど、開幕投手の最有力候補に挙がる。
今後は打者相手にフリー打撃に登板し、実戦登板と段階を踏んでいく流れ。阪神のエースとして、シーズン開幕を逆算した調整を続けていく。