阪神ドラ2井上のパワーを和田TA高評価「自分のスイングの形をすでに持っている」
軽く振っても打球はスタンドに着弾する。これが阪神ドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=の大きな特長だ。15日の練習試合・四国銀行戦(安芸)では“初打席初本塁打”。高校時から折り紙付きのパワーを見せつけた。
右足首捻挫の影響で別メニューだった第1クールから井上を指導する和田TAも、打撃の力強さに目を見張る。「体が大きいのが一番だろうけど、下半身の太さに加え、体の使い方もうまい。自分のスイングの形をすでに持っているよ」と高い評価を与える。
フリー打撃を見ていると、広角に打球を飛ばす姿が印象的。井上は「思い切り振るのではなく、逆らわずに打ち返すことを意識している」と明かすが、強振しなくても打球が伸びるのは一つの魅力で、アーチストとしての資質の高さを感じさせた。和田TAは打撃技術の高さにも太鼓判を押す。
「パワーを兼ね備え、柔らかさもある。力ずくで打つタイプではなく、スイングで飛ばそうとするよね。懐の深さがあるので、バットも広角に出せる。甲子園の浜風は別として、他の球場ではどの方向でも放り込める」
ただ「まだ打ち損じは多い」と課題にも言及したが「芯の近くに当たれば飛距離も出て、打球の質もよくなる」と期待を込めた。虎の主軸なるためには、まだまだレベルアップが不可欠だが、欠点を上回る魅力があふれ出ている。
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