岡田彰布氏のセ5球団チェック 矢野阪神最大の敵はDeNA…V候補筆頭
15年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神に立ちはだかるのはどの球団か-。デイリースポーツ評論家・岡田彰布氏(62)が、春季キャンプ恒例のセ・リーグ5球団視察を敢行した。キャンプや対外試合をつぶさにチェックした岡田氏が、各球団の戦力をずばり、診断する。
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まず感じたんは、阪神に加えて巨人、広島、DeNAの4強で争うシーズンになりそう、ということやな。マイナスの多いヤクルト、総合力に疑問符がつく中日はしんどいシーズンになるんやないか。裏を返せば、この2チームに取りこぼしたところがBクラスという図式やろう。
中でも目立ったんが、DeNAやなあ。ラミレス監督になって3位、3位、4位、2位やろ。みんな「もうそろそろ」って思ってるはずやし、それが伝わってくる。
チームの雰囲気がいいし、例えば試合前のシートノックとか見てても、強いチーム、大人のチームが持つ感じ言うんかなあ。そういうものを感じるよ。
もちろん目を引くのはバッティング。ロペス、ソトに加えて新外国人のオースティンも結果を残しそうに見えた。3人全部が右、というのも珍しいけどな。各球団に1人、2人は左の主戦級がおるけど、それが苦にならん打線やね。宮崎も加えると、1人くらい打たんでも目立たんような厚みのある打線を組めるやろう。
筒香が抜けたことがマイナスになってない。打線の厚みもそうやし、選手全体のモチベーションというところも下がってない。それよりも「普通にやれば勝てる」くらいの余裕がある。総合的に抜けてるかもしれん。優勝の可能性は十分にあるよ。
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