阪神が5アーチでソフトバンクに打ち勝つ 新助っ人サンズ、大山が2打席連発!
「オープン戦、ソフトバンク4-5阪神」(29日、福岡ペイペイドーム)
阪神がソロアーチ5本で、3年連続日本一のソフトバンクに打ち勝った。阪神の新外国人、ジェリー・サンズ外野手(32)が、東浜から決勝弾を含む2打席連続アーチと猛アピール。オープン戦での2打席連発は、球団の新外国人では2001年のクルーズ以来、19年ぶりとなった。
昨季、リーグ5位の94本塁打だったチームがアーチを量産した。二回、先頭で打席に立ったサンズが、東浜のスライダーを左中間スタンドに運ぶ。さらに三回には高山が右翼スタンドにオープン戦1号。いずれもホームランテラス席を軽々と越えた。
四回には、サンズが2打席連発となる本塁打を、左翼テラス席に運ぶ。さらに2死から大山が、左翼ポール付近に特大のオープン戦1号を放つと、六回だ。2ボールから左腕・古谷の直球を左中間のテラス席に運んだ。
オープン戦の1試合5発は、昨年3月20日のヤクルト戦(神宮=大山、ナバーロ2、糸原、梅野)以来。ソフトバンクのお株を奪う空中戦を制した。
投げては開幕投手に内定している西が、先発で3回を投げて2安打無失点と好投。2番手で開幕ローテを狙う中田が、1回無安打無失点と結果を残した。さらに守護神の藤川も1回を無失点。開幕に向けて順調な仕上がりを見せた一方、5番手で登板した岩田が3回6安打4失点。2軍から昇格即の登板だったが、開幕ローテ入りに向けたアピールに失敗した。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、この日のオープン戦から無観客試合として行われる。