阪神・西勇、王者鷹斬り0封 配球、ベースカバー調整狂いなし「今は結果より内容」

 「オープン戦、ソフトバンク4-5阪神」(29日、福岡ペイペイドーム)

 内容を反省できる38球に、阪神・西勇は確かな手応えを感じていた。3年連続の日本一打線を相手に、3回を投げて2安打無失点の好投。3度目の登板で初めて正捕手の梅野とコンビを組んだ。野手とのコンビネーションを含め、収穫の多いマウンドになった。

 「良かったんじゃないですか。最低限はできたと思う」。初回、1死二塁から長谷川との対戦だ。2ボールから意図して真ん中に直球を投げ、打者の動きを見た。これは見逃しストライクとなり、続く4球目で左飛に打ち取ると、エンドランで飛び出した二走・今宮を併殺にした。

 二回はバレンティンに初球、直球勝負でファウルに。あまり使わない配球で打者の反応を探った。「本当は相手にも聞いてみたい。これは永遠の課題ですけどね。打者を観察しながら投げたい」。シーズンを想定した“引き出し”を増やす作業。調整に狂いはない。

 「逆球も多かった。オープン戦でしかできない反省もある。今は結果より内容を求めてやっていきたい」

 2度、一ゴロで素早くベースカバーに入るなど、内野の連係もスムーズだった。今後は2度の週末登板を経て、20日の開幕・ヤクルト戦に向かう。「結果が良かっただけに内容を反省して。次に生かしたいです」。慢心はない。微調整を繰り返しながら大役に向かう。

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