阪神、ソフトバンクに完敗も…上本、スアレスが存在感アピール
「オープン戦、ソフトバンク4-1阪神」(1日、福岡ペイペイドーム)
阪神がソフトバンクに敗れた。打ではオープン戦1号の上本、投では2番手で登板したスアレスがアピールに成功。開幕ローテ候補として急浮上した。
試合は序盤からソフトバンクペース。初回、開幕ローテに内定しているガンケルが、バレンティンに先制の2ランを浴びた。それでも以降は立ち直って、3回2安打2失点の粘投。シーズン開幕に向けて順調な調整を続けている。
一方、野手では「6番・二塁」で先発出場した上本が、攻守で躍動感あるプレーを見せた。七回、川原の初球をフルスイング。左中間テラス席に飛び込むオープン戦1号を放った。糸原との二塁手争いが続く中、ベテランの域に入った男が巡ったチャンスで存在感を見せた。
また、2番手でスアレスがバースデー登板を果たした。この日が29歳の誕生日。2点ビハインドの四回から2番手で登板した。先頭のバレンティンに四球を与えた後、5番松田宣に右翼線へ適時二塁打を浴びたが、続く五回、六回の2イニングは三者凡退に抑えた。
3回1安打1失点。直球は150キロ超えを連発し、最速157キロをマークした。古巣の強力打線を相手に剛腕復活を印象づけ、開幕ローテ候補に急浮上してきた。