阪神ガンケル 必殺フロントドア!3回2失点も「有効」手応え

 力投を見せるガンケル
3枚

 「オープン戦、ソフトバンク4-1阪神」(1日、福岡ペイペイドーム)

 阪神・ガンケルの投じた勝負球に、打者の栗原が腰を引く。ナチュラルにシュートした球が、ストライクゾーンをかすめた。「ストライク」。球審のコールに驚くバッター。フロントドアで見逃し三振を奪い、「左に有効だろ」と手応えを口にした。

 3度目の登板。「緩急」をテーマにしたマウンドで初回、2死一塁。バレンティンに甘く入ったスライダーを左翼スタンドに運ばれた。「体が先行してリリースが遅れた。失敗から学べることもある」。不用意な1球を反省し、収穫と捉えた。

 二回には先頭の栗原をフルカウントから、内角の146キロで見逃し三振に抑えた。このボールからストライクになる「フロントドア」を矢野監督も絶賛。「日本の投手には少ない。貴重な球になる」と評価を惜しまなかった。助っ人右腕も本戦に向けて気を引き締める。

 「武器の一つだ。僕のリリースポイントは、左打者にとって遠くから、体に向かってくるイメージ。うまく使っていきたいと思う」 今後は外国人枠の兼ね合いで流動的。当初は10日のDeNA戦に登板予定だったが中5、6日で週末の日本ハム、巨人との3連戦に回る可能性も出てきた。「やるべきことをやって、試合に向けて準備をすることが大事」。シーズン開幕に照準を合わせ、虎の精密機械が精度を高めていく。

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