阪神・秋山、ローテ入りに一歩前進 またも好投5回2安打無失点
「練習試合、ヤクルト6-5阪神」(21日、神宮球場)
開幕ローテーションを争う秋山拓巳投手が、5回を投げて2安打無失点と好投した。同じくローテを争う中田賢一投手は、先発で4回7安打6失点と炎上。明暗分かれる結果となり、秋山はローテ入りに一歩前進した。
五回からマウンドに上がると、吉田大、西田、村上の中軸を3者凡退に。続く六回も0で切り抜けると、七回、北條の送球エラーから1死一、二塁のピンチを招いたが、後続を断って無失点でしのいだ。八回は宮本、雄平、広岡を3人で斬ると、九回も無失点に抑えた。安定感の光る投球でアピールした。
2軍のプロアマ交流戦を含み、これで実戦5試合連続、20イニング連続無失点。対外試合に限れば、4試合連続無失点と安定した投球を続けている。
開幕ローテは現状、西勇、高橋遥、青柳、ガンケルの4人が有力。ただ、ガンケルが登板2試合連続のKOで、ローテ再編も選択肢に挙がっている。スアレスや藤浪、中田、秋山らがこの枠を争っているが、2017年に12勝した右腕が、高アピールを続けている。