阪神・サンズ、1カ月ぶりの一発 先制3ラン&4打点の大暴れ「気持ちいい」

 「練習試合、DeNA5-9阪神」(24日、横浜スタジアム)

 気分良さそうに引き揚げて来た。帰りのバスへ向かうさなか、足を止めて久々に手にした感触を意気揚々と振り返る。「気持ちいい」。阪神・サンズが先制3ランを含む4打点の大暴れ。舶来砲が充実の笑みだ。

 渾身(こんしん)のスイングではない。それでもスタンドへ運んだ。「芯ではなかったんですが、いい感じで捉えて打てました」。場面は初回2死一、二塁。相手先発・平良がカウント1ボールから投じてきた外角直球に反応した。バットの先で捉えた打球は左中間への先制3ランとなった。

 “来日初本塁打”を含む2本を放った2月29日・ソフトバンクとのオープン戦以来となる一発。実に自身9試合、24打席ぶりのアーチに手応えがにじむ。2点ビハインドの五回2死満塁では、押し出し四球を選び4打点目をマークした。

 助っ人の内容に思わず安堵(あんど)したのは井上打撃コーチ。「ホッとしました」と明かした上で、「結果が出てモチベーションにもなっていくんじゃないですか」とシーズンでの爆発に期待を寄せる。

 日本人投手への対応も慣れつつある。加えて韓国でプレーした経験を強みにする。「(昨季プレーした)韓国の経験を生かさないといけない。(日本へ)初めて来る外国人選手に比べればアジアの投手と対戦しているから」とサンズ。アドバンテージを生かしていくつもりだ。

 これまでのキャリアで開幕が延期されたという経験はない。それでも前向きに考える。「時間もできた。(再度)ビデオを見たりして研究を」と新助っ人。「(調整は)難しいかもしれないが、いつでもいける状態もキープしながら」。言い訳はしない。本番でも強烈な打棒をお見舞いしていく。

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