阪神・ガンケル、決意の日本残留 困難な再入国に決断 第1子誕生予定も帰国せず

 阪神のジョー・ガンケル投手(28)が決意を込めて日本残留を選択していたことが9日、明らかになった。メガン夫人が出産に備えて6日に米国へ帰国したが、助っ人はわが子との初対面よりも、日本に適応する道を選んだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、在日米国大使館は米国民に帰国を促している状況だ。だが、ボーアら米国籍の4選手は日本に残ることを表明した。その中でもガンケルの思いは特別だった。

 谷本球団本部長は感心した様子で切り出した。「彼は意志が固く、『私は子供の顔を見るのも遅れていい』と。アメリカに戻らないと断言しています」。外国人選手は子供が生まれるタイミングで帰国することが一般的だ。現在は新型コロナウイルスの影響もあって、米国に帰国すると再出国するのが難しい状況。マイナー生活が長い苦労人の決意は同本部長に響いた。

 「その心意気は買っています。ハングリーですよね」。現在はランニングやウエートで、再開へ順調に準備を進めているという。

 メジャー経験はないが、キャンプから制球力を武器にアピール。開幕ローテ入りを確実にしている。妻と生まれてくる子供のためにも、つかんだチャンスは逃さない。

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