元阪神・新庄氏 伝説の敬遠球サヨナラ打を振り返る ノムさん「あの目立ちたがり屋が」
元プロ野球選手の新庄剛志氏が10日、インスタグラムを更新。阪神時代に敬遠球をサヨナラ打した伝説の試合を振り返った。
1999年6月12日、甲子園球場で行われた阪神-巨人。同点の延長十二回1死一、三塁で阪神4番に座っていた新庄氏は、巨人槙原寛己氏が外角に外した敬遠球に食らいつき、三遊間を破った。
この舞台裏のエピソードとして、当時の柏原純一打撃コーチは新庄氏から「打ちたい」と視線でメッセージを送られ、野村克也監督に「監督、新庄が打たせてくださいと言っています」と打診。野村監督は「あの目立ちたがり屋が」とぼやき、少し考えた後に「打っていい」と付け加えたことが明かされている。
新庄氏は「敬遠のボールを打つ前の柏原師匠とのやりとり」と懐かしそうに振り返り、「野村さんがちょっと考えた時に俺が何日か前に練習で敬遠の球を打つ練習していたのを思い出していたんだろう その答えが打っていい のアンサーになったと思う」とした。してやったりの一打に、当時の巨人・長嶋茂雄監督の心境について「で、長嶋さんが ん~~~ どうでしょう って言ってるかはさだかじゃない」と絵文字付きで笑わせた。
この試合で阪神は野手全員を使い果たす激闘を制し、首位を守った。