阪神、15日から自主練習を開始へ 行き帰りの外食や会食は全面禁止
阪神は13日、15日から甲子園・鳴尾浜の両球団施設を開放し、自主練習を開始すると発表した。自主練習期間は当面の間としている。
1軍は甲子園施設、2軍・寮生・故障者は鳴尾浜を解放。投手、野手それぞれ2グループに分かれ、午前と午後に分かれて練習を行う。
阪神は藤浪、伊藤隼、長坂の3選手が新型コロナウイルスに感染し、3月27日から球団とチームの活動を休止していた。
自主練習再開にあたっては、徹底した感染予防策をとる。解放する施設では3密(密集・密閉・密接)を避けるため、練習行き帰りの外食や、球団施設外のスポーツジム等への立入りや、会食は全面禁止する。
球団が発表した詳しい感染予防策は下記の通り。
(1)検温、手洗い、手・指の消毒等、事前の体調管理を徹底。
(2)選手同士やスタッフは原則1・5m以内の接近、不要な会話は禁止。
(3)球団施設内ではマスクの着用を励行させる。可能な限り分散化を図るため、甲子園では通常利用するクラブハウス内のロッカーに加え、甲子園球場内の選手ロッカーも利用。鳴尾浜の寮生は自室での更衣とし、密接を避ける。
(4)食事は個包装の弁当を提供。
(5)風呂、シャワーの利用は禁止(寮生は指定時間内の入浴)。練習後はロッカーで長居させず帰宅させることを徹底。
なお、新型コロナウイルスに感染した3選手はすでに退院している。だが、球団は地域アドバイザーから提示されたガイドラインに従い、退院から2週間は自宅待機させる方針を決めている。