阪神・梅野 天敵封じ誓った 中日・ビシエドらの動画を徹底チェック

 阪神の選手会長・梅野隆太郎捕手(28)が17日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に応対。チームから新型コロナウイルスの感染者が出たことについて言及し、プレーでの信頼回復を目指すことを誓った。活動休止期間中は中日・ビシエドなど、昨季まで天敵となっていた打者の動画をチェック。また、この日は投手野手合わせて午前中に16人、午後から15人が甲子園で汗を流した。

 梅野は甲子園で野球ができる喜びをかみしめつつ、厳しい現実と向き合っていた。「福留さんもおっしゃっていたように、自チームから(感染者が)出たので。そこは真摯(しんし)に受け止めていかないといけない。何で返せるかと言ったら、自分たちには野球しかないと思うので」。選手会長として、チームの信頼回復に努める覚悟を口にした。

 約3週間の自宅待機中は自重トレ、素振りに加えて、捕手らしく“天敵”への配球を動画でおさらいした。例に出したのがエース・西勇と中日・ビシエドの対戦。昨季西勇は中日から3勝(1敗)を挙げたが、主砲には10打数6安打、1本塁打、3打点と相性が悪かった。

 「そういう策があるのかとか、同じパターンで打たれてるなとか。準備の段階でやっていくことが大事じゃないかなと思ったので」

 プロ4年目の2017年から3年連続で100試合以上に出場。正捕手の座を不動とするからこそ「同じ投手を受けてきて、同じやられ方だけはしたくないと常に考えている」と力を込める。ビシエドだけでなく、各球団の天敵に対しても新たな策を講じてリベンジするつもりだ。

 自主練習3日目はキャッチボール、内野ノック、ティー打撃、階段ダッシュなどで体をいじめた。開幕が不透明な中、慣れない環境での練習は続くが、梅野は前を向く。「全体練習(再開)はいつになるか分かりませんが、段階を踏んでしっかり準備していきたいと思います」。正捕手、選手会長として。重責を担いながら、チームの先頭に立つ。

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