阪神・藤浪、復活の兆しみせていた感染前 実戦で150キロ後半、防御率3.50
阪神・藤浪晋太郎投手(26)は新型コロナウイルスの感染が判明するまで、開幕ローテを争っていた。今春は6試合に登板。18イニングを投げて、防御率3・50だった。
昨季はプロ初の未勝利。昨秋キャンプから山本昌臨時コーチの指導を受け、オフは「ドライブラインベースボール」に参加するなど復活を目指していた。
今春の仕上がりは上々だった。キャンプから順調に実戦登板を重ね、直球は150キロ後半をマーク。課題である右打者への抜け球も明らかに減少した。
3月18日・オリックス2軍戦では直球をはじき返される場面が目立ったが、同19日に甲子園を訪れた山本昌氏は「僕の中では予定通りなんですよね。真っすぐがスピードが出てる割には…というのも予定通りなので。これから本人がいろいろ試行錯誤していくんじゃないかと思います」と合格点を与えていた。
【今春の実戦登板】
(1)2月9日・練習試合・日本ハム戦(宜野座)
先発 2回無安打無失点
(2)2月16日・練習試合・楽天戦(宜野座)
救援 3回3安打2失点
(3)2月23日・オープン戦・広島戦(コザ)
救援 2回3安打3失点
(4)3月5日・プロアマ交流戦・大商大戦(鳴尾浜)
救援 4回3安打1失点
(5)3月11日・オープン戦・ヤクルト戦(神宮)
先発 4回2安打無失点
(6)3月18日・オリックス2軍との練習試合(オセアンBS)
中継ぎ 3回5安打1失点