阪神・藤浪 拡大防止へ「“自分がかかっているのでは”という行動」会見一問一答(2)
3月下旬に新型コロナウイルス感染が判明し、4月上旬に退院していた阪神・藤浪晋太郎投手(26)が23日、甲子園の施設内で会見を開いた。テレビ代表取材による一問一答その2。
-陽性判定を知った時の心境。
「自分自身としては熱も咳も全くなく、いわゆるコロナウイルスの症状と言われていることが全くなかったので、自分では陽性ではないだろうとちょっと高をくくっていたところがあったので。まさか自分が…という気持ちがすごく大きかったです」
-入院中はどのような生活でどのような心境だった。
「入院中は病院の方々の指示に従って部屋に隔離という形で、その中でできる範囲のトレーニングをさせてもらったりはしていました。心境としては、当時、いろんな看護師さんの方とかいろんな方にお世話になりましたし、すごく病院の方々には感謝していますし、今、若い方にも重症化される方がいる中で、自分はこうして元気に復帰できているので、すごく感謝しています。また、医療従事者の方々の大変さというのはすごく近くで見ていて感じたところはありました」
-入院中のチームへの思い。
「自分が陽性が発覚したことでチームの動きが止まってしまったので、そこはすごく申し訳ないですし。チームのみなさんの練習期間を奪ってしまったのはすごく申し訳なく思っています」
-コロナウイルスが世界的に拡大している中、ウイルスの脅威をどう感じる。
「自分は医療関係者じゃないので、詳しいことはわからないですけど、感染力が強いにも関わらず、自分のように症状がほとんどないということがたくさんあると聞いている。その辺りがやはり怖い点かなと思います」
-感染者として世間に言えること。
「特に自分から言えることはあまりないですが、自分も“まさか自分が”というふうに疑わなかったので、“自分がかかっているのでは”というふうに行動する方が拡大防止にはつながるのかなと身に染みて思いました」
-監督、チームメートと話は。
「今日、甲子園で練習されているみなさんに直接、謝罪と話をさせていただいて“申し訳ありませんでした”というと、“しっかり野球で頑張れよ”と声をかけていただいたので、野球をしっかり頑張りたいと思います」
-筋力低下など体への影響は。
「できることは限られて来るので、影響がないということはないですけど、部屋でトレーニングしたり、重りを持ってトレーニングしたりとかしていたので、ある程度、自分でパフォーマンスが落ちないように努めてはいました」
-開幕は見えないが今後への思いは。
「今回、たくさんの方々にご迷惑をおかけしたので、反省しまして、今後、野球のプレーで取り返すしかないと思いますし、しっかりプレーでみなさんに恩返しできるように、一所懸命、野球を頑張っていきたいと思います」
-明日から練習復帰。
「はい」