阪神・陽川 無観客でもゴリラポーズだ!フリー28振6柵越え 不調&OP戦映像比較
阪神・陽川尚将内野手(28)が25日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に対応。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、無観客開幕が決定的となったが、本塁打を放った際に披露する“ゴリラポーズ”の継続を誓い、画面を通じてファンに元気を届ける意向を示した。フリー打撃では6本の柵越え。打率4割をマークしたオープン戦の勢いそのままにシーズンも突き進む。
全ては応援してくれる阪神ファンのために-。コロナ禍で無観客開幕が決定的となった。それでも、テレビなどを通して声援を送ってくれるファンに向けて何かしたい。陽川はチーム内でおなじみとなった本塁打パフォーマンス“ゴリラポーズ”の継続を約束した。
「どういう形で開幕するかは分からないですけど、もし無観客であればテレビ越しで見てる方もいると思うので、パフォーマンスは続けていきたい」
ゴリラポーズは陽川が本塁打を打った時に手で胸をたたき、ベンチ前で喜びを表現するパフォーマンス。チームメートやファンも同ポーズで祝福し、球場中に一体感が生まれる。例年と状況は異なるが、本塁打を量産して画面からファンに元気を与えていく。
約3週間の活動休止期間は自身の打撃映像を確認した。不調時のものと、打率・400、2本塁打、8打点と結果を残した今年のオープン戦の映像と比較。昨季までは「タイミング(始動)が遅かった」とし、今年は「強く振る」ことを意識して始動を早めたことが好調の要因だ。
甲子園で約2時間半行った自主練習では、フリー打撃で28スイング中6本の柵越え。そのうちの1本は左翼席中段への特大アーチとなり、存在感を際立たせた。
開幕日は不透明だが「もうひとランクレベルアップできるような練習をして、モチベーションを高く持ってやっていきたい」と前向きに捉える。確実性の向上、ワンスイングで仕留める技術力のアップを目指していく。
18年には10試合で4番を任された長距離砲。プロ6年間で通算12本塁打だが、期待通りに本塁打を量産すれば、チームは確実に上昇気流に乗る。「今持っている自分の力を、ファンに喜んでもらえるようなパフォーマンスができるようにやっていきたい」。今季こそ、全国の虎党に希望を与え続ける選手となる。