阪神・中田「幸せに感じて練習」活動休止期間は公園でトレーニング
阪神の中田賢一投手(37)が26日、甲子園での自主トレ後にオンライン取材に応じた。15日から球団施設が解放されて始まった自主トレ。「球場で練習できること。場所があるということにすごく幸せに感じて練習させてもらっています」と率直な気持ちを口にした。
この日は、ランニングやキャッチボール、ブルペン投球を60球行うなど約2時間、汗を流した右腕。約3週間の活動休止期間は人通りがほとんどない早朝に公園でトレーニングをするなどして調整したといい。「朝早めに起きて、大きめの公園のところでランニングだとか。そこで投げられる壁も見つけまして。ドライブラインという柔らかいボールを持っているので、それでしっかりと投げることもできていました」と工夫しながら過ごした。
移籍1年目。早くチームの戦力として奮闘したいが、依然として先行きは不透明な状況だ。「早く甲子園球場のファンの前で投げたい気持ちはもちろんあるんですけど。今はこういう事態ですので。早くコロナが終息をしてみんなが元気に足を運んでくれるまで、僕もじっと我慢しながら。終息した際には、うれしさと気持ちを湧かせて試合に向かっていきたいと思います」と気持ちを高ぶらせた。