阪神・岩田 自転車通勤トレ 自宅から甲子園まで片道25キロ
阪神・岩田稔投手(36)が27日、オンライン取材に応じ、自転車トレーニングを始めたことを明かした。自宅のある大阪府守口市から甲子園までロードバイクで通勤。また人気ギャグ漫画「浦安鉄筋家族」で爆笑するなどコロナ禍の中でも笑いに包まれた日々を過ごしている。1型糖尿病を患っていることから手洗い、うがい、消毒は徹底。医療従事者への感謝も口にした。
コロナ禍がなかなか終息しない中、岩田が新たな試みを取り入れた。大阪府守口市にある自宅から甲子園までの自転車通勤だ。自主練習が再開されてから本格的に挑戦。片道25キロの距離をロードバイクで通っている。
「自分との戦いだと思って乗ってます。この期間を使って、どさくさに紛れて痩せてやろうかなと(笑)。最初は1時間15分ぐらいかかっていたけど、1時間ぐらいでいけるようになってきました」
趣味に加えてトレーニングを兼ねている。自宅待機前の3月下旬と比べ、体重に増減はなかったものの、体脂肪と筋肉量の数値に多少の変化があり「そこに刺激を入れて動かしていけるように」と狙いを明かした。
笑いでも免疫力を高めている。少年時代に夢中になった漫画「浦安鉄筋家族」をドラマ化に合わせて再読中。「そういや読んでたなと思って漫画を大人買いしました。アホみたいに笑ってます」。緊急事態宣言が発令され、先行きが見えない中でも、岩田ファミリーは笑顔でいっぱいだ。
「楽しいことは笑ったらいいと思う。生活の中でもおもしろいことが起きるので。笑いにつなげていくのが関西人なので、何かあったらすぐに拾ってしまいますよね。家族の中でも。楽しく過ごさせてもらっています」
1型糖尿病を患う岩田は医療従事者への感謝も口にする。「すごく大変だと思う。目に見えるものじゃないので。命を張って働いてくれているので感謝しかありません」。日頃から手洗い、うがい、消毒を徹底。岩田らしく逆境を乗り越える。