阪神の守屋功輝投手（２６）が２８日、おうち時間でイメージトレーニングを行い、シーズンでの大活躍を誓った。約３週間の自宅待機期間で、繰り返したのは昨季の投球を映像で振り返ることと、今季の投球シーンを脳裏で描く作業。予習と復習で準備を進めている。

　「繰り返し昨年の映像を見返しました。イメージですね。早くあの大観衆の中で投げたいとか、しっかり活躍できるように。今年はこうしようとか考えることで、モチベーションを保っていますね」

　昨季はキャリアハイを大幅に更新する５７試合に登板。矢野監督からの信頼も厚く、勝負どころでも起用されるなど、５年目で開花の時を迎えた。自宅待機期間は“イメトレ”と並行して、河川敷でのランニングや自宅での体幹トレーニング。「いい時間を過ごせた」と、心と体を整えてきた。

　４月２８日。本来なら倉敷でＤｅＮＡ戦が開催予定だった。昨年６月１８日、楽天戦で地元登板を果たしたが、１回持たず２／３回を投げ、２安打２失点。敗戦投手になった。雪辱を誓っていただけに肩を落とすが、「もっと成長して、その姿を倉敷の方々に見てもらえるように」と、来年以降の凱旋を心待ちにした。

　この日は甲子園球場でウエートトレ、キャッチボール、ポール間走など約２時間のメニュー。１クールに一度のブルペン入りと、開幕に向けて準備を進めている。「早くあの大観衆の中で投げたいです」。２年連続の活躍を脳内に描き、進化した姿で真価を証明する。